EDWARD GREEN 別注アイテムについて

当然ながら世の中には数多の服屋があり、表現の仕方も様々です。みんな違ってみんな良い、だから面白い。どのお店さんも扱っているブランドやアイテム構成、クリエイティブの表現など様々な方法を駆使して「うちは、こういう店です。」と自己紹介的なアプローチをされていると思います。たとえその意図をつらつらとHPやSNSに書き示していなくとも実際に足を運んだりSNS上での発信を見たりして、その表現を勝手な解釈で勝手に汲み取り、「ああ、このお店(又はオーナーさんやスタッフさん)は素敵だなあ」と勝手にリスペクトする事もありますし、そう何かを感じさせることがやっぱり大事なんだよなと、日々考えを巡らせている最中です。



 

END ON END.

お陰様でオープンしてあっという間に10日が過ぎました。ありがとうございます。
自分がいる店を俯瞰する訳では無いですが、僕が新しいお店や気になるお店を発見した時にまず一番気にしてチェックするのは靴なんです。服も勿論大事なのですが、個人的にその服達に合わせる足元は何なのか、そこにその店の自己紹介的なメッセージが強く表現されると思っています。スニーカーなのか、革靴なのか、其々の中でもどのカテゴリーなのか…同じ洋服を着てもインナーの着こなしや靴のあわせでジャンルやカテゴリーがガラッと変わってしまう。それが面白いから靴に目が行ってしまいます。そしてそれがパーソナリティであり独自のスタイルなんですよね。

因みに僕は革靴が好きで、仕事でも休みでも晴れても雨でも関係無くいつも革靴を履いています。スニーカーも勿論所有はしていますが、履くのは近所のコンビニかコインランドリーに行く時くらい。強いて言えば、夏は革靴に加えてビーサン。これがマイスタイルです。

 

 

EDWARD GREEN

 

私が言うまでも無いですが、イギリス最高峰のクオリティとクラフトマンシップを誇り、もはや伝統工芸的とも言える歴史ある紳士靴です。私も以前から愛用している1人なのですが、今回ローンチした別注4型のお取り組みにあたり先日EDWARD GREENのご担当者さまから直接お話しを伺い、新たな知見を得る事が出来ました。そしてやはり良いなと再認識しました。雑な言葉になりますが、EDWARD GREENは最高です。

 

END ON END.にはスーツの取り扱いはありません。ネクタイもありませんし、ホーズのソックスもありません。でもグリーンが履きたい。むしろカジュアルなウェア、例えばオーバーサイズのシャツやブリーチされたジーンズ、極論どこのか分からない謎のUSボディの古着のTシャツやボロにさらっと合わせたい。そしてワークブーツの様にガシガシ履きたい。僕は昔からそう言う足し引きのスタイルが好きで、今でもそうですし、多分これからもそうです。

気にしながらも気にしない、そんな真面目に歪な違和感と言いますか、「相反するバランス」が、END ON END.の自己紹介的な表現なんだと思います。

与那嶺

FITZWILLIAM EX
BLACK COTZWOLD GRAIN / 202E
6h‐8h(ハーフ刻み)
259,600 tax in

DWARD GREENにおいて最高傑作と呼ばれる202の木型を採用し、Eウィズにて別注制作したFITZWILLIAM。インサイドストレートともよばれる、靴の内側のややストレート味を帯びた形に対し、外側はアウトサイドカーブと呼ばれる丸みのある木型。快適なフィッティングとともに、上品でエレガントな表情も見え隠れします。
合わせたコッツウォルドグレインレザーは落ち着いたシボの表情が魅力。良い意味で色気が出過ぎず、カジュアルからドレスまで幅広いスタイリングが叶います。私はこちらを現在愛用しており、デザインは勿論、革なじみやフィッティングの快適さに心奪われた一人。デニムやスラックスなど様々な着こなしを楽しんでおります。



BANBURY EX
COAL WXED SUEDE / 303E
6h‐8h(ハーフ刻み)
284,900 tax in

クラシックなチャッカーブーツのBANBURYを別注にて制作。採用した303の木型は、FITZWILLIAM に使用されている202の木型のトゥに丸みを持たせ、よりコンフォート且つカジュアルな表情が魅力。アッパーはスウェードレザーにワックス加工を施した独特な表情が魅力的。加工されている分、高い耐久性や撥水性を兼ね備えた表情豊かな1足。個人的には雨の日でもガシガシ履きたいデザインです。

DOVER EX
BLACK ARNO CALF / 32F
6h‐8h(ハーフ刻み)
294,800 tax in

ブランドのアイコンの1つでもあるDOVERを別注にて制作。ドーヴァーの特徴的なデザインでもあるトゥ部分のモカステッチは、現在4名しかいないとされる熟練の職人さんのみによって作られています。このすくい縫いの技術はとても難しく、それを叶えているドーヴァーはもはや伝統工芸品のよう。採用したアルノカーフは油分が多く、鈍く落ち着いた光沢感が特徴的。更にEウィズからFウィズへ変更する事で、上品ながらもよりコンフォタブルな表情を醸し出します。かしこまらず、日常的にデニムやカジュアルパンツに合わせて頂きたい1足。

ROYAL ALBERT EX
BLACK_SUEDE / 389E
6h‐8h(ハーフ刻み)
143,000 tax in

EGのアイコンの1つでもあるスリッポンラストのROYAL ALBERT。もとは英国貴族社会において舞踏会や社交界などの室内履きとして愛されてきました。今作では上品なブラックスウェードを採用し、トゥ部分にはEGの刺繍を乗せた1足。セメント製法のソールはルームシューズとして、またはラバーを張って日常使いに。

https://end-on-end.com/collections/edward-green